ウィーンの名所45選|宮殿・美術館・カフェ巡り(+ マップ)

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ウィーンで見逃したくない、とっておきの45か所を集めた決定版ガイドをご用意しました。それぞれに実用的なヒントと入場料・開館時間の情報を添えてあるので、自分の思いどおりに旅を組み立てられます。

ウィーンの名所マップ — 見どころの場所

1. シェーンブルン宮殿

ハプスブルク家のかつての夏の離宮であり、ヨーロッパでもっとも美しいバロック建築のひとつです。シェーンブルン宮殿は女帝マリア・テレジアの、のちには皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃シシィの夏の住まいとして使われました。宮殿の部屋はきらびやかな装飾と金、そして歴史の物語であふれ、帝国が栄えた時代へと連れ戻してくれます。見学ルートでは、私的な居室から壮麗な大広間までをめぐります。

実用的なヒント: チケットは事前にオンラインで購入しておきましょう。とくにハイシーズンの長い行列を避けられます。所要時間と見学できる部屋数の異なる、数種類の見学コースから選べます。

入場と開館時間: 宮殿の入場は有料です。年中無休で、開館時間は季節によって少し変わります。

1. シェーンブルン宮殿

2. シェーンブルン宮殿庭園

宮殿を取り囲む広大で手入れの行き届いた庭園は、それ自体がひとつの芸術作品です。バロック様式の公園は長い散歩に誘ってくれます。ネプチューンの泉、人工のローマ遺跡、迷路、パルメンハウス(大温室)などが点在しています。全体のシンボルは、宮殿を見下ろす丘に立つ凱旋門「グロリエッテ」。ここからは庭園全体とウィーンの街並みを一望できます。

実用的なヒント: 公園の主要部分は入園無料です。いちばんの眺めを楽しむなら、丘の上のグロリエッテまで登ってみてください。中のカフェでコーヒーも飲めます。

入場と開館時間: 公園への入園は無料です。庭園内の一部の施設(グロリエッテ、迷路、パルメンハウス)には個別の入場料と開館時間があります。

オランジェリーでのコンサートもおすすめです(モーツァルトとヨハン・シュトラウスの名曲を集めたプログラムです)。

2. シェーンブルン宮殿庭園

3. ホーフブルク宮殿

ホーフブルクは600年以上にわたってハプスブルク帝国の政治の中心であり、皇帝たちの主たる住まいでした。現在この巨大な宮殿群はオーストリア大統領府が置かれ、いくつもの一流の博物館や機関が入っています。その広さと建築様式の多彩さが、長く複雑な歴史を物語っています。

実用的なヒント: 複合施設全体をまわるなら、たっぷり時間を取ってください。一角には皇帝の居室、シシィ博物館、銀器コレクションがあり、別の一角にはスペイン乗馬学校や皇帝の宝物館があります。

入場と開館時間: 敷地内への立ち入りは自由で、複合施設内の各博物館や施設にはそれぞれの入場料と開館時間があります。

3. ホーフブルク宮殿

4. 皇帝の居室(カイザーアパートメント)

ホーフブルクの皇帝の居室をめぐると、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリーザベト(シシィ)が実際に暮らし、執務した空間に足を踏み入れられます。寝室やサロンのほか、美と体型に強いこだわりを持っていたシシィが設けさせた体操室も見学できます。

実用的なヒント: 居室のチケットは通常、シシィ博物館と銀器コレクション(皇室の銀食器と磁器の収蔵品)との共通券になっています。オーディオガイドは料金に含まれます。

入場と開館時間: 共通券による有料入場です。年中無休で開いています。

4. 皇帝の居室(カイザーアパートメント)

5. シュテファン大聖堂(Stephansdom)

ウィーンのど真ん中に立つゴシック様式の大聖堂は、まぎれもなくこの街の象徴です。双頭の鷲の紋章が描かれた色鮮やかな屋根と、堂々とした南塔がウィーンのスカイラインを引き締めています。堂内には数多くの美術品が収められ、地下のカタコンベにはハプスブルク家の遺骸が納められています。

実用的なヒント: 343段の階段を上って南塔へ行けば息をのむ眺めが待っています。北塔へはエレベーターで上がれ、有名な鐘「プンメリン」を間近に見られます。

入場と開館時間: 大聖堂の身廊への入場は無料です。カタコンベの見学、宝物館の入場、両方の塔への上塔は有料です。

5. シュテファン大聖堂(Stephansdom)

6. ベルヴェデーレ宮殿

ベルヴェデーレは上宮と下宮からなる壮麗なバロック様式の宮殿群で、両者は広々とした庭園で結ばれています。サヴォイア公オイゲンの夏の離宮として建てられました。現在、上宮はグスタフ・クリムトの絵画を世界最大規模で所蔵しており、名作「接吻」もここにあります。

実用的なヒント: 時間が限られていてクリムト目当てなら、上宮に絞るのが正解です。美しい庭園の散策と、そこから望む街の眺めもお忘れなく。

入場と開館時間: 両宮殿とも入場は有料で、共通券も購入できます。庭園は無料で入れます。

6. ベルヴェデーレ宮殿

7. ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)

世界でもっとも格式の高いオペラハウスのひとつです。ネオルネサンス様式で建てられた劇場そのものが、建築の逸品でもあります。ここでオペラやバレエを観る時間は、忘れられない文化体験になります。

実用的なヒント: 公演を観る予定がなくても、ガイドツアーで内部を見学できます。冒険好きな方には、開演直前に買えるとても安い立ち見席という手もあります。

入場と開館時間: 公演の鑑賞もガイドツアーも有料です。

7. ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)

8. フンデルトヴァッサーハウス

ウィーンでもっとも独創的で、もっとも写真に撮られている建物のひとつ。芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーが設計したこの集合住宅は、直線と画一性への異議申し立てそのものです。色とりどりのファサード、波打つ床、そして窓からそのまま生えている木が特徴です。

実用的なヒント: 個人の住居として実際に使われているので、見学できるのは外観だけです。おみやげや軽食は、向かいの「フンデルトヴァッサー・ヴィレッジ」で同じ世界観のまま楽しめます。

入場と開館時間: 外観の見学は無料で、いつでも可能です。

8. フンデルトヴァッサーハウス

9. カールス教会(聖カール・ボロメーオ教会)

この壮麗なバロック様式の教会は、ウィーンでもっとも重要な宗教建築のひとつとされています。ペストの流行が終わったことへの感謝として、皇帝カール6世の命により建てられました。堂々としたドームと、ローマのトラヤヌス帝の記念柱に着想を得た2本の円柱は、ひと目でそれと分かります。

実用的なヒント: 堂内にはパノラマエレベーターがあり、天井のフレスコ画のすぐ下まで上がれます。信じられないほどの近さで細部を眺められます。

入場と開館時間: 教会への入場は有料です。

9. カールス教会(聖カール・ボロメーオ教会)

10. 美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)

リンク通りの豪華な建物に入るこの美術館は、世界でも指折りの美術コレクションを収めています。ピーテル・ブリューゲル(父)(世界最大の所蔵数)、ルーベンス、レンブラント、ラファエロ、ティツィアーノといった巨匠の作品が並びます。絵画館のほか、エジプト、ギリシャ、ローマのコレクションもあります。

実用的なヒント: 建物そのものが芸術作品です。豪華な内装をじっくり眺め、ドームの下にある美しいカフェでコーヒーを飲む時間もお忘れなく。

入場と開館時間: 入場は有料です。通常は週1日の休館日(多くは月曜日)を除いて毎日開いています。

10. 美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)

11. 自然史博物館(Naturhistorisches Museum)

美術史美術館と鏡写しのように向かい合う建物です。恐竜の時代から現代まで、地球の歴史をたどれます。最大の宝は約2万9500年前の「ヴィレンドルフのヴィーナス」と、膨大な隕石コレクションです。

実用的なヒント: 子ども連れにぴったりの場所です。迫力ある映像が楽しめるデジタルプラネタリウムもお見逃しなく。

入場と開館時間: 入場は有料です。通常は週1日の休館日(多くは火曜日)を除いて毎日開いています。

11. 自然史博物館(Naturhistorisches Museum)

12. 市庁舎(Rathaus)

ウィーン市庁舎は、リンク通りに面した堂々たるネオゴシック建築です。主塔のてっぺんには、ウィーンの象徴のひとつである騎士像「ラートハウスマン」が立っています。庁舎前の広場では一年を通してさまざまなイベントが開かれます。

実用的なヒント: 夏には、世界各国の屋台が並ぶ有名な映画・音楽フェスティバルが開かれます。冬になると広場はヨーロッパ屈指の美しく大きなクリスマスマーケットに変わり、巨大なスケートリンクも登場します。

入場と開館時間: 外観の見学は無料です。決まった曜日・時間には、無料のガイド付き内部見学も行われています。

12. 市庁舎(Rathaus)

13. ヴォティーフ教会(Votivkirche)

リンク通りに立つこの美しいネオゴシック教会は、この様式を代表する建築として世界的にも重要な一例です。若き皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が暗殺未遂から生還したことへの感謝として建てられました。すらりとした2本の塔と緻密な装飾は圧巻です。

実用的なヒント: シュテファン大聖堂ほど混み合わないことが多く、美しいステンドグラスを落ち着いて眺められます。

入場と開館時間: 入場は通常無料です。

13. ヴォティーフ教会(Votivkirche)

14. 国会議事堂

ウィーンの国会議事堂は、古代ギリシャ神殿を思わせる壮大な建築です。民主主義がギリシャで生まれたことを象徴しています。建物の前には、堂々としたパラス・アテナの噴水が立ちます。大規模な改修を経て内部は現代的に整えられ、一般にも公開されています。

実用的なヒント: 見学の予定がなくても、外観だけで一見の価値があります。とくに美しくライトアップされる夜がおすすめ。内部はガイドツアーで見学できます。

入場と開館時間: 外観の見学は無料です。内部のガイドツアーは有料です。

14. 国会議事堂

15. シシィ博物館

ホーフブルクにあるこの博物館は、魅力的で悲劇的な生涯を送った皇妃エリーザベトだけに焦点を当てています。展示がたどるのは、彼女の私生活、宮廷の作法への反発、美へのこだわり、詩、そして悲劇的な最期です。ロマンチックな伝説の陰に隠れた素顔が見えてきます。

実用的なヒント: 皇帝夫妻の暮らしをまるごと知りたいなら、皇帝の居室とあわせて見学しましょう。

入場と開館時間: 入場は有料で、皇帝の居室・銀器コレクションとの共通券がいちばん一般的です。年中無休で開いています。

15. シシィ博物館

16. ミュージアムクォーター(MQ)

世界最大級の文化複合施設のひとつです。ミュージアムクォーターはバロック建築と現代建築が同居する一角で、レオポルド美術館やMUMOKといった主要な美術館、劇場、カフェ、ショップが集まっています。夏の中庭は、「エンツィ」と呼ばれるカラフルな名物ベンチでくつろぐ人々でいっぱいになります。

実用的なヒント: 美術館に入る予定がなくても、コーヒーを片手にクリエイティブな空気を味わい、地元の人を眺めるだけで楽しい場所です。

入場と開館時間: 敷地内への立ち入りは無料です。各美術館・施設にはそれぞれの入場料と開館時間があります。

16. ミュージアムクォーター(MQ)

17. レオポルド美術館

ミュージアムクォーター内にあるこの美術館は、エゴン・シーレ作品を世界最大規模で所蔵し、ウィーン分離派とモダニズムを知るうえで欠かせない場所です。シーレのほか、グスタフ・クリムトやオスカー・ココシュカをはじめとするオーストリアの画家たちの重要作も並びます。

実用的なヒント: 表現主義やエゴン・シーレに惹かれるなら、絶対に外せません。白い建物の上階からは、MQの敷地を見渡す面白い眺めも楽しめます。

入場と開館時間: 入場は有料です。週1日の休館日(多くは月曜日)を除いて毎日開いています。

17. レオポルド美術館

18. MUMOK(ルートヴィヒ財団現代美術館)

ミュージアムクォーターに立つ、黒い玄武岩の箱のような存在感ある建物。中身はルートヴィヒ財団の現代美術館です。コレクションは20〜21世紀の重要作を網羅し、ポップアート(アンディ・ウォーホル)、フォトリアリズム、ウィーン・アクショニズムなどが含まれます。

実用的なヒント: 近現代アート好きにうってつけ。建物の造形そのものも、中の作品に負けない見どころです。

入場と開館時間: 入場は有料です。週1日の休館日(多くは月曜日)を除いて毎日開いています。

18. MUMOK(ルートヴィヒ財団現代美術館)

19. プラーターと大観覧車(Wiener Riesenrad)

プラーターは250を超えるアトラクションが集まる巨大な遊園地で、懐かしいメリーゴーラウンドから最新のジェットコースターまでそろっています。ひときわ目を引くのが1897年に建てられた大観覧車。ウィーンを象徴する眺めが待っています。

実用的なヒント: 園内への入場は無料で、料金は各アトラクションごとに支払います。大観覧車はほぼ必須(行列に並ばずに乗れるチケットはこちら)。夕暮れどきがいちばんです。

入場と開館時間: 園内は入場無料です。大観覧車と各アトラクションにはそれぞれの料金と営業時間があります(ハイシーズンは春から秋)。

蝋人形館マダム・タッソーもおすすめです。

19. プラーターと大観覧車(Wiener Riesenrad)

20. ナッシュマルクト

ウィーン最大にして最も有名な市場です。ナッシュマルクトは世界中の香りと味が入り混じる、街の活気そのもの。新鮮な果物や野菜、エキゾチックなスパイス、チーズ、肉、魚を扱う数百の店に加え、小さなレストランやビストロもたくさん並びます。

実用的なヒント: いちばん賑わうのは土曜日。隣に巨大な蚤の市も立ちます。各国料理の名物を食べ比べられるので、ランチにも最適です。

入場と開館時間: 市場を歩くのは無料です。月曜日から土曜日まで開いています。

20. ナッシュマルクト

21. オーストリア国立図書館(プルンクザール)

オーストリア国立図書館の大広間(プルンクザール)は、まさにバロックの宝石であり、世界でもっとも美しい歴史的図書館ホールのひとつです。長さは約80メートル、サヴォイア公オイゲンの蔵書を含む20万冊以上が収められています。

実用的なヒント: まるで「美女と野獣」の世界に迷い込んだ気分になります。本と歴史が好きな人には天国のような場所。天井のフレスコ画と古い地球儀もお見逃しなく。

入場と開館時間: 大広間への入場は有料です。一部の祝日を除き毎日開いています。

21. オーストリア国立図書館(プルンクザール)

22. ペーター教会(Peterskirche)

高級通りグラーベンのすぐ脇、細い路地に隠れた宝石のような教会です。聖ペーター教会は、ウィーンでもっとも美しいバロック様式の教会のひとつとされています。楕円形の堂内は金の装飾、彫刻、絵画で埋め尽くされています。

実用的なヒント: 堂内では無料のオルガンコンサートがよく開かれます(多くは午後)。街の喧騒からひと息つき、美しい音楽に身をゆだねる絶好の機会です。

入場と開館時間: 入場は無料です。

22. ペーター教会(Peterskirche)

23. シェーンブルン動物園(Tiergarten Schönbrunn)

1752年創設、世界最古の動物園で、シェーンブルン宮殿の庭園内にあります。ティアガルテン・シェーンブルンは歴史的なバロック様式のパビリオンと現代的な展示場が同居する場所。700種を超える動物が暮らし、なかでもジャイアントパンダが大きな人気を集めています。

実用的なヒント: 宮殿と庭園の見学とセットにして、敷地全体にほぼ丸一日を充てるのがおすすめ。解説付きの給餌タイムの時間は公式サイトで確認できます。

入場と開館時間: チケットは事前に購入しておけば行列を避けられます。祝日を含め、年中無休で開いています。

23. シェーンブルン動物園(Tiergarten Schönbrunn)

24. グラーベン通りとペスト記念柱(Pestsäule)

グラーベンは、ウィーン中心部でもっとも有名で高級なショッピングストリートのひとつです。高級店と歴史的な建物に加え、通りの主役はペスト記念柱。バロック彫刻の代表作のひとつで、1679年のペスト終息への感謝として皇帝レオポルト1世の命により建てられました。

実用的なヒント: 散歩にも買い物にも(ウィンドウショッピングだけでも)ぴったり。並ぶカフェのひとつに座って通行人を眺めるのも楽しい時間です。

入場と開館時間: 通りはいつでも自由に歩けます。

24. グラーベン通りとペスト記念柱(Pestsäule)

25. アンカー時計(Ankeruhr)

2つの建物をつなぐ橋のように架かる大きなユーゲントシュティール様式の時計で、それ自体が魅力的な芸術作品です。毎正時になると、オーストリア史を彩る12人の人物のうち1体が音楽とともに現れます。

実用的なヒント: 狙い目はちょうど正午(12時)。12体すべてが小さなパレードのように次々と登場します。

入場と開館時間: 路上から無料で眺められます。

25. アンカー時計(Ankeruhr)

26. フォルクスガルテン

フォルクスガルテンはリンク通りに面した優雅な公園で、なんといっても見事なバラ園が有名です。春から夏にかけて、色と香りがあふれます。園の中央にはギリシャのテセウス神殿を模した建物が立っています。

実用的なヒント: 休憩にもロマンチックな散歩にも理想的な場所です。何千ものバラが咲く春は、写真好きにはたまりません。

入場と開館時間: 入場は無料です。

27. ブルクガルテンとパルメンハウス(Palmenhaus)

かつては皇帝の私的な庭園でした。現在は人気の公園で、いちばんよく知られているのがヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの像です。園のシンボルは優美なユーゲントシュティール様式の温室パルメンハウス。一方は人気のカフェ、もう一方は蝶の家(シュメッターリングハウス)になっています。

実用的なヒント: 公園を望むカフェ・パルメンハウスでコーヒーをどうぞ。南国の蝶が自由に舞う蝶の家の見学も、うっとりする体験です。

入場と開館時間: 公園は入園無料です。蝶の家の入場は有料です。

27. ブルクガルテンとパルメンハウス(Palmenhaus)

28. モーツァルトハウス・ウィーン(Mozarthaus Vienna)

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが実際に暮らした住居のうち、ウィーンで唯一現存するものです。彼はここで人生でもっとも幸福で創作意欲にあふれた時期を過ごし、オペラ「フィガロの結婚」をはじめとする名作を書きました。博物館では、ウィーンでの暮らしと仕事をたどれます。

実用的なヒント: モーツァルトを愛する人には必訪です。チケットに含まれるオーディオガイドが、天才の人生を詳しく案内してくれます。

入場と開館時間: 入場は有料です。年中無休で開いています。

29. ドナウタワー(Donauturm)

高さ252メートルのドナウタワーはオーストリアで最も高い建造物で、ウィーンの街、ドナウ川、その周辺を360度見渡せる最高の展望が楽しめます。最上部には展望テラスと2つの回転レストランがあります。

実用的なヒント: いちばん楽しめるのはよく晴れた日。灯りのともった街を見下ろす夜の訪問も格別です。度胸のある人にはバンジージャンプもあります。

入場と開館時間: 展望フロアへの入場(エレベーター)は有料です。

29. ドナウタワー(Donauturm)

30. 音楽の家(Haus der Musik)

音と音楽の世界を楽しく体験できる、モダンで参加型の博物館です。ウィーン・フィルの指揮に挑戦したり、自分だけのワルツを作曲したり、さまざまな音で遊んだりできます。モーツァルト、ベートーヴェン、シュトラウスといったウィーンの巨匠たちの展示も充実しています。

実用的なヒント: 子どもを含め、どの年代でも楽しめる場所です。試せる仕掛けが多いので、少なくとも2〜3時間は見ておきましょう。

入場と開館時間: 入場は有料です。年中無休で開いています。

31. カプツィーナー納骨堂(Kapuzinergruft)

目立たないカプチン会の教会の地下に、ハプスブルク家が眠る皇帝納骨堂があります。ここには12人の皇帝、18人の皇妃をはじめ、一族の多くが埋葬されています。静かで厳かな空間で、400年のオーストリア史を肌で感じられます。

実用的なヒント: もっとも豪華なのは、マリア・テレジアと夫フランツ・シュテファン(ロートリンゲン公)の二重石棺です。改革者として知られる息子ヨーゼフ2世の質素な棺もぜひ見ておきましょう。

入場と開館時間: 入場は有料です。年中無休で開いています。

31. カプツィーナー納骨堂(Kapuzinergruft)

32. ウィーン中央墓地(Zentralfriedhof)

ヨーロッパで2番目に大きな墓地で、車やバス路線で中を移動できるほどの広さです。数多くの著名人がここに眠っています。いちばんの見どころは名誉墓地区画。ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト、シュトラウスといった音楽の天才たちの墓が並びます。

実用的なヒント: 迷わないよう、正門(第2門)で地図をもらっておきましょう。有名な作曲家の墓を探すときは「Ehrengräber(名誉墓地)」の区画を目指します。

入場と開館時間: 入場は無料です。年中無休で開いています。

32. ウィーン中央墓地(Zentralfriedhof)

33. ケルントナー通り

ウィーン国立歌劇場とシュテファン大聖堂を結ぶ、街のメイン歩行者天国でありショッピング通りです。国際的なファッションブランド、老舗の商店、カフェ、ホテルが軒を連ねます。一日中どの時間帯も活気にあふれる、街の鼓動そのものです。

実用的なヒント: 街の雰囲気を味わい、人々を眺めながら、ウィーンを代表する2つの名所のあいだを歩くのにうってつけです。

入場と開館時間: 通りはいつでも自由に歩けます。

33. ケルントナー通り

34. 皇帝の宝物館(Schatzkammer)

ホーフブルクにある皇帝の宝物館には、値のつけられない宝が収められています。目玉は10世紀の神聖ローマ帝国の帝冠、オーストリア帝国の皇帝冠、巨大なエメラルド、そして金羊毛騎士団ゆかりの品々です。

実用的なヒント: 歴史好き、宝石好きには絶対に外せません。照明が落とされているので、目が慣れるまで少し時間をかけると細部までよく見えます。

入場と開館時間: 入場は有料です。通常は週1日の休館日(多くは火曜日)を除いて毎日開いています。

35. ドナウインゼル(Donauinsel)

ドナウ川と新ドナウ川に挟まれた、全長21キロの細長い人工島。ウィーン市民にとって最大級のレジャースポットです。何キロも続くサイクリング・インラインスケート・散歩コース、水浴びできるビーチ、バーベキュー場、スポーツ施設がそろっています。

実用的なヒント: 夏は街の暑さを逃れてひと泳ぎするのに最高です。毎年6月には、ヨーロッパ最大級の無料野外音楽フェス「ドナウインゼルフェスト」が開かれます。

入場と開館時間: 島はいつでも自由に入れます。

35. ドナウインゼル(Donauinsel)

36. スペイン乗馬学校(Spanische Hofreitschule)

450年以上にわたって古典馬術の技を受け継いできた、世界的に名高い学校です。ホーフブルクの美しいバロック様式の馬場で、優雅な白いリピッツァナー種の朝の調教や、華やかな公演を見学できます。

実用的なヒント: 本公演のチケットはかなり前から予約が必要です。もっと手頃で予定を合わせやすいのは、音楽つきの朝の稽古の見学です。

入場と開館時間: 稽古の見学も公演も有料です。建物のガイド見学も可能で、こちらは別料金です。

37. アルベルティーナ

かつてのハプスブルク家の宮殿に入るアルベルティーナは、世界最大級かつ最重要の版画・素描コレクションを所蔵しています(デューラーの「野兎」もここに)。モネからピカソまでの名作が並ぶ常設展に加え、一流の企画展でも知られています。

実用的なヒント: 訪ねる前に、公式サイトで企画展のスケジュールを確認しておきましょう。企画展が目当てになることも少なくありません。

入場と開館時間: 展覧会のチケットはこちらから。年中無休で開いています。

38. ブルク劇場(Burgtheater)

「リンクの館」とも呼ばれるブルク劇場は、オーストリアの国民劇場であり、ヨーロッパを代表する演劇の殿堂のひとつです。市庁舎の真向かいに立つイタリア・ルネサンス様式の豪華な建物は、国立歌劇場と対をなす存在。館内はグスタフ・クリムトと弟エルンストによる見事な天井画で飾られています。

実用的なヒント: ドイツ語が分からず公演を楽しめなくても、ガイドツアーなら大丈夫。クリムトの天井画がある大階段をはじめ、壮麗な内部を見せてくれます。

入場と開館時間: 公演の鑑賞もガイドツアーも有料です。

38. ブルク劇場(Burgtheater)

39. 楽友協会(Musikverein)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地であり、ウィーンの音楽生活の中心です。楽友協会は完璧な音響、とりわけ黄金のホール(ゴールデンザール)で名高く、毎年1月1日にはここから有名なニューイヤーコンサートが世界中へ中継されます。クラシック好きにとって、この空間を自分の目で見る体験はほとんど聖地巡礼です。

実用的なヒント: コンサートのチケットが取れなくても、定期的に行われるガイドツアーでホールを見学できます。世界屈指のコンサートホールに入る、手頃な方法です。

入場と開館時間: コンサートの鑑賞もガイドツアーも有料です。

39. 楽友協会(Musikverein)

40. ジークムント・フロイト博物館

ウィーンは精神分析発祥の地です。ベルクガッセ19番地のこの建物で、創始者ジークムント・フロイトはナチスから逃れざるをえなくなるまでの47年間、暮らし、研究を続けました。博物館では、革命的な理論が生まれた当時の診察室と住まいをそのままたどれます。展示は彼の生涯と仕事、そして人間の心のとらえ方を永遠に変えた功績をまとめています。

実用的なヒント: 大規模な改修を経て、フロイトの暮らしをより忠実に感じられる展示になりました。心理学の専門家でなくても、じゅうぶん引き込まれます。

入場と開館時間: 入場は有料です。年中無休で開いています。

41. ユダヤ博物館とユーデンプラッツ博物館

2か所に分かれたこの博物館は、かつてヨーロッパでも有数の規模を誇ったウィーンのユダヤ人コミュニティの豊かな、しかし悲劇的でもある歴史をたどります。ドロテーアガッセの本館はユダヤの歴史と伝統を紹介し、ユーデンプラッツの分館はホロコースト記念碑を中心に、中世のユダヤ人街の暮らしを明らかにしています。

実用的なヒント: チケットは通常、両方の建物で使えます。ウィーンという街を深く理解するうえで、欠かせない場所です。

入場と開館時間: 入場は有料です。土曜日とユダヤ教の祝日を除いて毎日開いています。

41. ユダヤ博物館とユーデンプラッツ博物館

42. MAK — オーストリア応用芸術博物館

MAKは、この分野で世界的にもっとも重要な博物館のひとつです。中世から現代までのデザイン、建築、応用芸術を扱っています。とりわけ有名なのは、ウィーン分離派の時代の収蔵品と、近代デザインを方向づけた工房「ウィーン工房(Wiener Werkstätte)」の作品群です。

実用的なヒント: 家具、ガラス、テキスタイル、グラフィックデザインに関心があるなら夢中になれます。火曜日の夜は割引または無料になることがあります。

入場と開館時間: 入場は有料です。月曜日を除いて毎日開いています。

43. アム・シュタインホーフ教会(聖レオポルト教会)

伝説的な建築家オットー・ワーグナーによる、ユーゲントシュティール建築の傑作です。ウィーン郊外の丘にある精神科病院の敷地に立つこの教会は、ヨーロッパ初のモダニズム教会とされています。まばゆい白のファサード、銅のドーム、コロマン・モーザーによる見事なステンドグラスは、まさに圧巻です。

実用的なヒント: 中心部からは少し離れていますが、建築とユーゲントシュティール好きには外せません。一般公開の時間は限られている(週末だけのことも多い)ので、事前に必ず確認してください。

入場と開館時間: 入場は有料で、見学できるのは決まった時間だけです。

43. アム・シュタインホーフ教会(聖レオポルト教会)

44. ウィーン博物館(Wien Museum)カールスプラッツ

大規模で見事な改修を経て、2023年末に再オープンしました。ウィーン博物館は市を代表する歴史博物館で、先史時代から現代までの街の歩みをたどります。新しい常設展は現代的で参加型。ローマ時代からハプスブルク家、社会住宅、現代文化まで、ウィーンをウィーンたらしめるものを一気に見渡せます。

実用的なヒント: 再オープン後、常設展は完全無料になりました。これはかなり珍しいことです。収蔵品はとても多いので、数時間は見ておきましょう。

入場と開館時間: 常設展は入場無料です。企画展は有料の場合があります。月曜日を除いて毎日開いています。

45. ウィーンのカフェ文化(ユネスコ無形文化遺産)

ウィーンのカフェは、単にコーヒーを飲む場所ではなく、ひとつの制度です。その独自性はユネスコの無形文化遺産に登録されるほど。カフェは街の「居間」であり、一杯のコーヒーで何時間も座り、新聞を読み、議論し、あるいはただ世界を眺めていられます。大理石のテーブル、布張りのベンチ、折り目正しいウェイターが、その目印です。

実用的なヒント: 伝説的なカフェを最低ひとつは訪ねてみてください。とくに有名なのは カフェ・ツェントラル (トロツキーやフロイトが通った店)、 カフェ・ザッハー (本家ザッハートルテで知られる)、 カフェ・シュペール (昔ながらの雰囲気とビリヤード台が残る)です。

入場と開館時間: 入店は自由で、支払うのは飲食代だけです。

45. ウィーンのカフェ文化(ユネスコ無形文化遺産)

ウィーンでの宿泊はどこがいい?

1. インネレシュタット(1区)— 帝国の心臓部で

ウィーンが初めての人、歴史好き、主要な名所をすべて目と鼻の先に置きたい人に。移動に時間を使いたくない短い滞在にも理想的です。皇帝の宮殿、石畳の路地、高級店に囲まれて泊まることになります。シュテファン大聖堂からホーフブルクまで、すべて徒歩圏です。

2. レオポルトシュタット(2区)— 緑が多くのんびりした選択肢

子ども連れの家族(プラーターが近い)、予算を抑えたい旅行者、地元の空気が漂う静かで緑の多い環境が好きな人に。ドナウ運河の向こう側ですが、中心部までは歩いてもメトロでも数分です。 プラーター や アウガルテン といった広大な公園があり、運河沿いにはおしゃれなバーも並びます。

ノイバウ(7区)— クリエイティブで旬な一角

若い旅行者、アートやデザイン好き、独立系のブティックやバー、カフェが集まる「クール」で活気ある空気を求める人に。ノイバウはウィーンのおしゃれエリアです。 シュピッテルベルク 界隈は絵になる路地が続き、 ミュージアムクォーター が近いので文化にも事欠きません。まさに「今」が息づく地区です。

1日しかないウィーンで何を見る?

ウィーンでいちばんの名所はどこ? 1日しかないなら、何を選べばいい?

ウィーンを1日でまわるのは簡単ではありませんが、じゅうぶん可能です。目標はすべてを見ることではなく、忘れられない空気を味わい、街を象徴する名所を心ゆくまで眺めること。 

午前

地下鉄U4でシェーンブルンへ。 

宮殿の内部見学に時間を取られないのがコツ。代わりに美しい 宮殿庭園 を歩き、丘の上の グロリエッテ まで登りましょう。ここからが宮殿とウィーンの街をいちばん美しく写せる場所です。雰囲気を味わったら、地下鉄へ戻ります。

昼

地下鉄U4でカールスプラッツ駅へ戻ります。 出口を出てすぐ、堂々とした カールス教会 が目に入ります。

  • 手早いランチ: 周辺にはビストロや有名なソーセージ屋台(Würstelstand)がたくさんあります。歩きながら食べられる、手早くて本場らしい昼食をどうぞ。

リンク通りを歩く: カールスプラッツから ウィーン国立歌劇場 まで歩きます。そこからは有名な環状道路 リンク通り を進みながら、外観を眺めていきましょう:

  • ホーフブルク宮殿 (英雄広場)
  • 双子の博物館 (美術史美術館と自然史博物館)
  • 国会議事堂
  • 市庁舎(Rathaus)

午後

  • 中心部へ: 市庁舎から旧市街へ折れ、壮麗な ミヒャエル門をくぐってホーフブルクへ 入ります。
  • ウィーンの黄金の三角地帯: もっとも美しい通りを歩きましょう:
    • コールマルクト (高級店が並ぶ通り)
    • グラーベン ( ペスト記念柱 で足を止めて)
    • ゴールは シュテファン大聖堂(Stephansdom) 。ここで一日の周遊が象徴的に一巡します。
  • 締めのごほうび: 近くの歴史あるカフェ(たとえば カフェ・ハヴェルカ)へ。「メランジェ」とザッハートルテを注文しましょう。

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ウィーンの名所 - ウィーンで訪ねたい45の美しい場所

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