エクアドルといえば、高い山々、雪をかぶった火山、アマゾンの熱帯林、そして生きものの楽園ガラパゴス諸島。国土は比較的小さいのに、旅人が味わえるものは驚くほど多彩です。自然を愛する人にも、山を歩く人にも、アヤワスカのシャーマンの儀式に参加しようとやってくる人にも、この国は応えてくれます。
この記事では、エクアドルを自分の足で旅するための、たっぷりのガイドをご用意しました。旅の実用的なヒントと、この変化に富んだ国で訪ねる価値のあるすばらしい場所をまとめています。
エクアドルのビザと入国の条件
日本国籍の方は、観光目的の短期滞在ならエクアドルのビザは必要ありません。
ただし入国のときは、出国用の航空券が必要な点に注意してください。公式にはエクアドル滞在中の資金と航空券を示せばよいことになっていますが、私たちはパナマから向かうときに、この決まりのせいで飛行機に乗りそこねかけました。
救ってくれたのが、航空券を「レンタル」できる便利なサービスOnewayflyです。20 USDで、数クリックのうちに出国の証明になる予約書類を用意できます。エクアドルにどれくらい滞在するか決めていないときに助かります。
入国すると、パスポートに90日間の滞在スタンプが押されます。この期限を超えると、かなり高額な罰金を求められます。

エクアドルの天気と季節
エクアドルを訪れるベストシーズンは?
- 晴れた日が好きなら、エクアドルを訪れるのにいちばんいいのは夏——6月から9月です。 とくに、雲のかからない堂々とした火山の姿を楽しみたいならこの時期。
- 12月もいい時期で、雨季の中ではもっとも乾いた月です。
- 逆に避けたいのは3月と4月。一年でもっとも雨が多い月です。
- なお、ここに書いた天気はエクアドルの「高地(シエラ)」についての話です。
アマゾンの天気と季節
アマゾンでは反対に、1月から乾季が始まります。雨季は3月/4月から7月まで。ほかの月は天気が変わりやすい時期です。とはいえアマゾンはどの季節に訪ねても価値があります(違うのは、どんな動物に出あいやすいかという点だけです)。
ガラパゴス諸島の天気と季節
ガラパゴス諸島を訪ねるのにいちばんいいのは12月〜5月。乾いた晴れの季節です。海も穏やかで、ダイビングのときの透明度も高くなります。6月から11月は冷え込みます(とくに夜)。この涼しい季節も悪いとはされていませんが、シュノーケリングにはウェットスーツがあると助かります。
雨季の旅
雨季の旅も、思うほど「びしょ濡れ」にはなりません。晴れる日もあれば、降る日もあります。いちばんの難点は雲で、堂々とした火山を覆い隠してしまい、せっかくの眺めを取り逃がしてしまうことがあります。残念ですね。

物価と支払い
エクアドルの公式通貨は米ドルです。
手数料がまったくかからないATMはBANREDという名前で、オレンジ色。スーパーマーケットSanta Maríaのほか、街なかでも見かけます。
エクアドルではまだ現金払いが主流です。カードが使えるのは大きなスーパーマーケット(エクアドルの「大きな」スーパーは、日本の小ぶりなスーパーくらいの広さです)。ホテルやホステルはたいてい現金払いを求めます(例外もあります)。多くの場合、Booking.comで事前にカード決済することもできません。
日本と比べると物価は安めです。市場や街なかで見かけるランチのセットメニューは2.5 USD。ふたり部屋は1泊10〜30ドルです。
エクアドルの物価の目安
- 水のボトル(1.5 L)- 1 USD
- 水のボトル(6 L)- 1.5〜2 USD
- 朝食/昼食/夕食(セットメニュー)2〜3 USD
- 観光客向けレストランの食事 7〜12 USD
- 市内バス1回 – 35セント
- ふたり部屋 – 1泊10〜20 USD
- ホステルのベッド – 8 USD
- 市場の果物(いろいろ入って1袋)- 1 USD
- 長距離バス 距離により2〜7 USD
ここに挙げた目安はガラパゴス諸島には当てはまりません。あちらは価格がおよそ2倍です。

エクアドルの交通
エクアドル国内の移動は簡単ですが、環境にやさしいとは言えません。バスも車もトラックも黒い排気を上げるので、大きな街ではマスクを持っていくことをおすすめします(どの街角でも買えます)。
バス
バスならエクアドルのほぼどこへでも行けますし、本数もとても多いです。長距離バスを30分以上待ったことは、ほとんどありませんでした。ターミナルでは「客引き」の人たちが、自社のバスがこれから向かう行き先を大声で呼んでいて、案内してくれます。大きなターミナルなら窓口で切符を買えますが、車内で払うこともできます。
長距離バスの料金は、距離に応じて2〜7ドルほどです。
短い距離のバス——いわゆる市内バスについては、運賃は数十セント程度。大きな街ではGoogleマップで経路を調べるのがおすすめです。ここではけっこう正確に使えます!
それに、どこ行きのバスがどこから出るのか自分で探しまわる必要はまずありません。みんな親切に教えて、方向まで示してくれます。
タクシー
エクアドルのタクシーは比較的安く、目的地までさっと効率よく行けることも多いです。だれかと一緒で費用を分けられるなら、なおさら理想的。乗る前に、その場所までいくらかかるか聞いておきましょう。高すぎると感じたら、遠慮なく交渉を。キト市内の短い移動は距離に応じて2〜7ドルでした。空港から中心部まで(およそ45分〜1時間)は26ドルでした。
UberとCabify
ふつうのタクシーの代わりに、UberやCabifyといったサービスも使えます。料金が事前にわかるのが利点です。難点は待ち時間(ふつうのタクシーはどの街角にもいます)。これらのサービスが使えるのは大きな街だけです。

宿
宿はBooking.comで簡単に見つかります。シーズンオフなら、ホステルに直接行って空きと料金を聞いてみてもかまいません。観光地でも街なかでも、泊まる場所はじゅうぶんにあります。
宿の相場は、ふたり部屋で10〜20 USDくらいです。
Bookingでホステルが満室になっていても、直接行って空きを聞いてみましょう。Bookingでは満室でも実際には空いていたことが、私たちも何度かありました。

エクアドル旅行の実用情報
- コンセントはアメリカ式のAタイプとBタイプ、電圧120 V、周波数60 Hzです。日本のAタイプのプラグはそのまま使えますが、電圧が違うので機器の対応電圧を確認しましょう。
- 予防接種 – エクアドルで推奨されるのは腸チフス、A型・B型肝炎の予防接種、そしてジャングルへ行くなら黄熱もです。黄熱の予防接種は、流行地域から入国する場合は義務づけられています。
- 高い標高 – エクアドルには高い山が多く、標高3000〜4000 mあたりを普通に移動することになります(最高峰は6000 mに達します)。首都キトは標高2850 mで、世界で2番目に高い首都です。着いてすぐに大変な予定を入れず、高度に慣れるためにゆっくりめの行程にしましょう。高山病対策には、コカの葉をかむことがすすめられています(市場で1袋2ドルほど)。
- 海外旅行保険 – エクアドルへの旅で気をつけたいのは、多くの保険が標高3000 mまでのハイキングしか補償しない点です。ところがこの高さには町がふつうにありますし、本格的な登山やトレッキングをするなら、一般的な保険では足りないことがあります。山を歩く予定があるなら、標高の制限がない山岳保険を選びましょう。
- 水道水 – エクアドルの水道水は飲めません。食器洗いには使えます。飲み水はボトル入りを買いましょう。
- 強い日ざし – 日焼け対策も甘く見ないでください。赤道直下の日ざしはとても強いです。帽子、サングラス、日焼け止めを忘れずに(機内持ち込みだけでないなら、日本で買っておくほうが安く済みます)。
- SIMカードとデータ通信 – 街角のどこにでも携帯ショップがあり、SIMカードを安く売ってくれます。多いのはMovistarかClaroの回線。カバー範囲も料金も似たようなものです。街なかの電波はとてもよく、山ではつながらないことがよくあります。Movistarの場合、SIMカードが5 USD、30日8 GBのプランが10 USD、7日2 GBが3 USDなどです。

エクアドルの治安
エクアドルの犯罪は、南米のほかの国と比べれば少なめです。私たちの実感としても、滞在中に身の危険を感じたことはありませんでした。目立つアクセサリーは身につけない、現金は少なめに持つ——これはよい心がけです。
キトでは日が暮れたら、短い距離でもタクシーを使うことがすすめられます。ふだんはにぎやかな街も、日没とともにすっかり人がいなくなります。もっとも用心が必要とされるのはグアヤキルで、盗難に気をつけましょう。小さな町は安全です。たとえば観光地バーニョスでは、レストランも屋台もアイスクリーム店も、夜遅くまでにぎわっています。
古い掲示板やブログには、バックパックは荷物室に預けず膝の上に抱えておくように、と書かれていました。でも今はもうそこまでではありません。ここ数年で治安はかなりよくなりました。
出発前には、外務省の最新の海外安全情報も確認しておきましょう。

エクアドルの食事
エクアドルの食事は全体においしく、そして安いです。多くの店に、スープ、メイン、飲みものがセットになったランチがあり、2.5〜3 USDから食べられます。「Almuerzo」という表示を探しましょう。メインはたいてい、ごはんとレンズ豆、それに肉(鶏、豚、魚、エビ)の組み合わせです。
同じくらいの値段で、たっぷりの朝食も出しています。午前中いっぱい提供している店が多いです(「Desayuno」の表示を探してください)。
こうした食堂のほかにもレストランはたくさんあり、料理は3 USDから、高いところでは10 USD以上します。

エクアドルで味わいたいもの
伝統的な料理を試すのが好きなら、逃したくないエクアドルの定番をいくつかご紹介します:
- エンセボジャード(Encebollado) – キャッサバ、マグロ、そしてたっぷりの玉ねぎが入ったスープ(名前も「玉ねぎたっぷり」という意味)。ポップコーンや、ときにはバナナチップスが添えられます。おいしくて、これ一皿で昼食は十分なことも多いです。
- エンパナーダ(Empanadas) – 小腹がすいたときには、エンパナーダの屋台を見かけます。鶏肉やチーズ、ほかの具を包んで揚げた小さなパイのようなもの。だいたい1ドルほど。しっかり食べるなら2〜3個は必要です。
- モロチョ(Morocho) – 朝食に出されることが多い、グラス入りのミルク粥のような一品。スパイスやレーズンで風味をつけることもあります。
- セビーチェ(Ceviche) – いろいろな具の入った冷たいスープ(エビ入りが多いです)。
- ボロン・デ・ベルデ(Bolón de verde) – 肉を詰めて揚げた団子。朝食セットとして出されるほか、スープに入っていることもあります。
- ティグリージョ(Tigrillo) – つぶした青バナナ(プランテン)、卵、チーズを混ぜたもの。朝食に出されることが多いのですが、昼食ほどのボリュームがあり、ランチに頼めることもよくあります。食感はクネドリーキ(チェコの蒸しパン)と卵を思わせますが、味はもっと上。私たちは自信をもっておすすめします。上に目玉焼きがのることも。
- クイの丸焼き(Cuy asado) – 最後はこのエクアドルの珍味。友人が熱く語るのでためらわず試してみました。焼いたテンジクネズミは絶品です! ヘラジカの肉に次いで、これまで食べた中でいちばんかもしれません。味はウサギに似ていますが、ずっとまろやかで繊細。トウモロコシ、じゃがいも、いろいろなソースと一緒に出されます。パリパリに焼けた皮は格別です。1匹まるごとで25 USDほどですが、それだけの価値はあります。1匹でふたりは十分お腹いっぱいになるので、3人で分けても大丈夫かもしれません。味見用に4分の1を出す店もあります。食べるならクエンカ、レストランMi Escondite がおすすめです。

ことば
エクアドルの公用語はスペイン語です。英語を話せる人はほとんどいないので、出かける前に基本のフレーズを覚えておくことを強くおすすめします。
役に立つのはこんな場面です:
- 基本のあいさつ・フレーズ
- 数
- 時間
- 食べもの
- レストラン
- 宿
- 交通。
たとえば:
- いくらですか? – ¿Cuánto cuesta esto?
- …行きのバスはいつ出ますか? – ¿Cuándo sale el autobús a …?
- トイレはどこですか? – ¿Dónde está el baño?
- 何時ですか? – ¿A qué hora?
- 〜がほしい/ほしいです – Quiero/Queremos
- 〜できますか/できます – Puedo/Podemos
- 行く – Ir
スペイン語の基礎を学ぶには、無料アプリのDuolingoがとても便利です。Googleのオフライン翻訳をダウンロードしておくのも手——これもちゃんと役に立ちます。スペイン語がまったくできない友人も来ていましたが、身ぶり手ぶりでいつも通じていました。「こっちは日本語、向こうはスペイン語。それでもなぜか話がまとまるんだ」と言っていました 🙂

エクアドルの文化と宗教
エクアドルの人びとは、国そのものと同じくらい多様です。多くの人がメスティーソのルーツをもっています——スペインからの入植者と、エクアドルの先住民が混ざり合った人びとです。現在、エクアドルの人の77 %がキリスト教、11 %が福音派の教会に属していると答えています。人口は全体で1800万人を超えます。
先住民の部族も暮らしていて、シャーマニズムの伝統も受け継がれています。シャーマンは地域の癒し手であると同時に、神話や伝説、歴史を世代から世代へ伝える人でもあります。体だけでなく心も癒すとされ、近年はその施術を求めて世界中から人が訪れています。
シャーマンにとってもっとも大事な道具は、熱帯林の植物から得られる幻覚作用のある物質です。いちばんよく知られているのが、つる植物のアヤワスカ(魂のつる)です。
シャーマンのもとで数か月を過ごし、多くの儀式や施術を体験した友人の話をもっと読みたい方は、こちらのFacebookページをどうぞ。

エクアドルのすばらしい場所
それでは、エクアドルで訪ねる価値のある場所を見ていきましょう。
1)キト
最初の一歩は、まず間違いなくエクアドルの首都に向かうことになるでしょう。キトは世界でもっとも高いところにある都市のひとつ(標高2850 m)で、ほかのトレッキングも予定しているなら高度順応の拠点として役に立ちます。この高さは、本当に体で感じます。ではキトで外せないものは?
- フリーウォーキングツアー – ガイドと歩く街歩きは、初日に街を知るのにぴったり。おもしろい話もたくさん聞けます。市場のそばのCommunity Hostelを毎日10時に出発するツアーがおすすめです。「寄付」は10 USD。市場ではいろいろな果物を味わい(半分は私たちも初めてでした)、街とエクアドルの歴史、地元のシャーマニズムや薬草のことを聞き、いい食堂を教えてもらい、みごとなバラも見られます。次に立ち寄るのは床に骨が埋め込まれた家。チョコレートの試食もあり、最後は教会のひとつで締めくくります。全体で3時間ほど、行く価値は十分あります。
- テレフェリコ・キト(ロープウェイ) – 標高4000 mまで運んでくれるロープウェイ。街の眺めはもちろん、運がよければ周りの火山まで見わたせます。降り場の少し上には写真映えするブランコもあります。もう少し歩くと、馬のいるところで安く軽食をとれます。時間と気力があれば、ここから高度順応をかねてピチンチャ火山(4696 m)へ最初の登りに出かけられます。
- パネシージョ – ラ・オジャの像が立つ丘。眺めがすばらしく、像の上まで登ることもできます。入場料は1ドル。上へはバスが通っています。階段で下りる道も気持ちのいい散歩ですが、ウォーキングツアーではすすめられませんでした(治安の面で理想的な地区ではないそうです)。
- バシリカ・デル・ヴォト・ナシオナル – ぜひ行きたいのは大聖堂の屋根。入場料4ドルで、展望塔への登りはただごとではありません——最上部までは急な鉄のはしごを登ります。屋根を渡る通路と、その下の階の丸いステンドグラスだけでも見る価値があります。
- イチンビアとクリスタル・パレス – 時間がたっぷりあるなら、クリスタル・パレスのある丘まで歩いてみるのもいいでしょう。
キトではどこに泊まる?
ひとり旅ならCommunity Hostelがおすすめ。ほかの旅行者とすぐ親しくなれて、この先エクアドルをめぐる相棒が見つかるかもしれません。カップルには、感じのよいYumbo Hostel Imperial Quitoが安めの選択肢です。

2)赤道 – ミタ・デル・ムンドとインティニャン太陽博物館
赤道の訪問は絶対に外せません。おもしろいのは、巨大な記念碑が立つ「元祖」赤道の位置が、実際より150 mほどずれていること。本物の赤道はインティニャン太陽博物館にあります。退屈な博物館ではまったくなく、実験がたくさん待っています。釘の頭に卵を立ててみたり、目を閉じて線の上を歩いたり、赤道の上で洗面台の水がどう流れるかを見たり。実験の前には、アマゾンの先住民についての短い見学もあります。首狩り族として知られる人びとがつくった、本物の干し首もここにあります。入場料は5ドル、見学はおよそ1時間です。
見学のあとは入口そばの木のところで、ハチドリを眺めてみてください。
さきほどの「ずれた」記念碑があるのはミタ・デル・ムンド(世界の真ん中)という場所。入場料はやはり5 USDで、興味深い展示もあります。時間が限られているなら、インティニャン太陽博物館だけでも十分です。

3)アマゾン – クヤベノ
アマゾンへの旅は、それだけで記事がひとつ書けるほどです。南米の旅でアマゾンへ行くなら、選択肢はいくつかあります。クヤベノ自然保護区、ヤスニ国立公園、テナ、あるいはペルー側からアマゾンを訪ねることもできます。旅人の話ではどのツアーもかなり似ているそうですが、クヤベノは比較的安く行ける選択肢です。
私たちはキトのCommunity Hostelが催行するツアーに参加し、Dolphin Lodgeに滞在して、すっかり夢中になりました。5日間のツアーは320 USD、4日間なら270 USD。ジャングルを味わうには4日でも十分だと思います。では、どんな旅になるのでしょう?
夜行バスでプエンテ・クヤベノの橋まで行き、そこからはボートで熱帯林へ(川が唯一の道です)。道中からすでに、たくさんの動物、鳥、サル、カイマンに出あえます。熱帯林への道のりそのものが、動物観察の時間なのです。ガイドのエリアスは心から自然を愛する人で、植物や昆虫から大きな動物まで、目にしたものすべてについて教えてくれました。彼自身の出身である地元の集落も訪ね、キャッサバを使った伝統料理づくりを一緒に体験し、シャーマンのところにも短く立ち寄りました。夕方は近くのラグーンへ夕日を眺めに行き、夜には熱帯林へのナイトツアーも待っていました。
私は虫やヒル、蚊が苦手で心配していましたが、実際にはどれも問題ありませんでした。蚊は日本の夏の川辺より少ないくらいで、クモなどほかの虫は幸い夜の森でしか見かけませんでした。この体験はエクアドルの旅に欠かせないもので、Dolphin Lodgeは心からおすすめできます。こうしたエコロッジの取り組みは、地元の集落を支えるために生まれました。

4)オタバロ – クイコチャ湖
時間があれば、キトの北にある小さな町オタバロへ足をのばしてみましょう。おもな目的はクイコチャ湖を一周するトレッキングです。地元の市場を歩くのもすてきで、工芸品、とりわけポンチョが並びます。もうひとつの見どころはペグチェの滝(Cascada de Peguche)への散歩です。
屋上テラスがすばらしいこの宿をおすすめします!
クイコチャ湖一周のトレッキング
バスなら1回の乗り換えで行けます。まずキロガの町まで(バス0.4 USD)、そこから湖行きの直通バス(0.5 USD)に乗ります。早いのはオタバロからのタクシー(湖まで10 USD)。湖の一周トレッキングは標高3100〜3450 mを歩き、距離は12 km、所要はおよそ5時間です。

5)ミンド
気に入るかもしれない次の行き先はミンド。滝がたくさんあり、ハチドリの観察でとくに知られています。有名なのは滝をめぐるトレッキング「ルタ・デ・ラス・カスカーダス」。ジップラインで空を走ることもできます。私たち自身はまだ行けていません。

6)キロトア湖
エクアドルでもっとも有名なトレッキングのひとつが、キロトア湖へ向かう道です。湖で終わる3日間のルートを歩き通すこともできますし、ラタクンガの町から日帰りで訪ねることもできます。ラタクンガのバスターミナルから定期バスが出ていて2.5 USD。湖への入場は1人2ドルです。
湖の一周は10 kmで、少なくとも5〜6時間はみておきましょう。ここでも標高に注意を(3800〜3900 m)。湖のそばには食堂がたくさんあり、ランチのセットは5 USDくらい。湖畔まで下りてカヤックを借りることもできます。湖のそばにはキャンプ場もあります。

7)コトパクシ火山
ラタクンガから(キトからも)コトパクシ国立公園へ行き、エクアドルの美しい火山のひとつを見に行けます。コトパクシも山岳ガイドと登れますし、頂上を目指す隊が出発する山小屋まで歩くだけでもかまいません。公園内ではキャンプもできます(無料か5 USD。料金を集めに来る人がいるかどうか次第です)。私たちも湖のそばでキャンプする計画でしたが、火山活動が活発で残念ながらかないませんでした。

8)チンボラソ火山
最高峰のチンボラソは、比較的登りやすい「6000メートル峰」として多くの登山者を引きつけます。ツアーは毎日催行され、350 USDほど。ただし、いつもうまくいくとは限りません(友人たちは雪崩の危険で標高5800 mから引き返しました)。
人気があるのは、自転車で火山を下るアクティビティ。車で行ける最高地点まで自転車を運んでもらい、そこから40 kmのダウンヒルが待っています。

9)バーニョス
バーニョスは、美しい山あいの谷にある町。アクティビティの数は数えきれないほどです。その点では、どこかニュージーランドのクイーンズタウンを思わせます。キャニオニング、ラフティング、マウンテンバイク、巨大ブランコ、ジップライン、バンジージャンプ、そして温泉まで、思いつくアウトドアはたいていそろっています。
では、バーニョスで行く価値があるのは?
- カサ・デル・アルボル – バーニョスのはるか上の丘にある、すばらしい眺めと楽しみが詰まった場所。いくつものブランコが写真を誘い、展望スポットやオブジェ、庭の花もすてきです。短いジップラインにも乗れます。入場料はたった1ドル、園内の軽食もとても手ごろで、のんびり座っていられます。町からはバスで行けます。14時(もっと早い便もあります)にパスタサ通り(モンタルボ通り、またはルイス・A・マルティネス通りとの交差点)から出発。町へ戻るバスは13時、16時、18時。歩いて下ることもできます(オフラインの地図アプリを入れている場合におすすめします)。
- 町を見下ろす巨大ブランコ – Columpio Fantasias De Volar は、町の上を飛ぶような痛快な仕掛け。眺めはもちろんすばらしく、ひと振りめが過ぎれば、あとは楽しいだけ。このスリルは1人12ドルです。
- ルタ・デ・ラス・カスカーダス – いちばん人気のアクティビティが、この滝めぐりの道。ぜんぶを自由に、心ゆくまで楽しみたいなら自転車を借りるのがおすすめ。1日5ドル(店によっては10ドル)です。私たちはオリエンテ通りでとてもいい自転車を見つけました。滝をたどる小旅行はまる一日かかります。途中では峡谷の上を渡る驚きのジップライン(Tarabita Agoyan)や、それに似たロープウェイで谷を越えることもできます。値段は手ごろ(1回10ドル、2回で15ドル)。先へ進めばロープウェイやジップラインはまだまだありますが、眺めがいちばんいいのは最初のものだと思います。
- パイロン・デル・ディアブロ – ルタ・デ・ラス・カスカーダスの終わりには、本物の宝物が待っています。高さ88 mの豪快な滝は圧巻——本当に近くまで行けば、びしょ濡れにもなります。展望台へは入口が2つ、遊歩道も2本。時間が限られているなら、眺めがいいのは右岸です。橋の手前で曲がります(Entrada Nuevaの看板があります)。入場料はどちらも同じ(2 USD)。暗くなるまで待てば、色とりどりにライトアップされた滝を見られます。
- 滝の下の温泉 – Termas de la Virgen は、長い一日のあとに休むのにぴったりの人気スポット。入口で水泳帽を借り(50セント)、あとは温かい湯を楽しむだけ。浴槽は3つ。いちばん大きいテラスの湯はちょうどいい温度です。小さい2つはとんでもなく熱く、肩まで浸かれたなら尊敬します。入場料は5ドル足らずです。
- カサ・デル・アルボルの反対側の展望台 – 向かいの丘では、地元の人たちが展望台のディズニーランドをつくったような印象。とにかく数が多く、オーナーたちの発想は止まりません。それでも眺めは本当にきれいです。展望めぐりのチバ・ツアー(チバは観光用のトラックです)に申し込めます。ツアーは5ドルで、自転車を借りたのと同じ会社で申し込むと割引になることが多いです。ツアーではいくつかの展望台に停まり、どこで入場料を払うかは自分しだい(たいてい2ドル)。個人的におすすめなのはManos del Diosです。
- パスタサ川に架かる橋 – 意外に知られていない、本当に美しい眺めがこの橋から。大きな橋だけでなく、歩いて渡れる小さなつり橋からも、迫力ある峡谷を見下ろせます。スリルがほしくなったら、大きな橋からバンジージャンプやスイングもできます。

10)インガピルカ遺跡
バーニョスからクエンカへ向かう途中で、遺跡インガピルカに立ち寄るのもすてきです。インガピルカはリオバンバから(7時30分のバス)、またはバーニョスから5時のバスで、日帰りで訪ねられます。エル・タンボかカニャール行きの切符を買えば、そこからバスかタクシーがあります。
遺跡公園のガイドによる解説つき見学は2 USD。待ちたくない場合や英語の解説を希望する場合は、1人3.5 USDの追加でガイドを頼めます。

11)クエンカ
クエンカは、カハス国立公園へ向かう途中や、グアヤキルの空港へ行く途中の立ち寄り先になるでしょう。きれいな町ですが、歩いてまわるのは半日ほどで足ります。見どころは大聖堂(2ドルで屋根に上がれます)、川沿いの散歩、そして博物館好きならプマプンゴ博物館がよいそうです。
新しいものに挑戦するのが平気なら、クエンカでのいちばんの体験はクイの丸焼きかもしれません。エクアドルに半年近く滞在した友人から、2軒のレストランを教わりました——Mi EscondideとTres Estrellasです。焼いたテンジクネズミはラテンアメリカの名物で、絶品! 私たちの中ではヘラジカのステーキと並ぶ一番です。パリッと焼けた皮、そしてウサギよりおいしい肉。1匹と付け合わせで、ふたりが十分すぎるほどお腹いっぱいになります。25 USDほどしますが、その体験には十分見合います!
中心部の宿としてはHostel Check Innがおすすめです。

12)カハス国立公園
カハス国立公園は、ここで歩いたトレッキングの中でも迷わず一番に挙げたい場所です。クエンカから気持ちのいい日帰り旅行ができます。バスはテレストレのメインターミナルから出ていて3 USD。公園に入れるのは1日92人までなので、シーズン中は朝7時か8時10分の早い便に乗ることがすすめられます。登録のためにパスポートが必要ですが、写真(コピー)でもかまいません。
公園の公式アプリをダウンロードできます。オフラインの地図アプリでも十分です。日帰りで歩くならコース2とコース1の組み合わせが最高——この順番で。標高4295 mの最高地点にたどり着くと、何百もの湖が散らばる谷が両側に広がります。湖と池は800近くあるといわれています!
コース1から戻るときは、ビジターセンターまで引き返さなくても、道路まで出てバスを停めれば大丈夫です。バスはとても頻繁に走っています(一日じゅう、両方向に)。
ここでも標高の高さを忘れずに——4000 mほどのところを歩きます。

13)ほかの火山
エクアドルには登れる高い火山がいくつもあります。氷におおわれた山にはガイドが必要ですが、山岳ガイドと必要な装備を手配してくれる会社はたくさんあります。ただし標高が高いので(5000〜6000 mほど)、登るにはきちんとした高度順応が欠かせません。
- ピチンチャ(4784 m)
- カヤンベ(5790 m)
- イリニサ・ノルテ(5248 m)
- エル・アルタール(5319 m)
- トゥングラワ(5023 m)
- サンガイ(5286 m)

14)モンタニータ
ビーチを愛する人にはモンタニータを。サーフィンも楽しめるビーチの町です。

15)イスラ・デ・ラ・プラタ
ガラパゴス諸島まで行けない場合は、エクアドル沿岸のすぐ近くにあるこの小さな島が訪ねる価値ありだそうです。船で行けます(日帰りツアーもあります)。たくさんの動物に出あえることから、地元では「小さなガラパゴス」と呼ばれています。

16)ガラパゴス諸島
ガラパゴス諸島——エクアドルで訪ねる場所に数えるなら、ここで見られるもののまさに頂点です。動物と人が完璧に共存する、信じられない生きものの楽園。私たちにとっては、これまで訪ねた中で動物に出あう行き先のNo.1でした。
申し分のないシュノーケリング、アシカと泳ぐ時間、100歳のゾウガメ、人の手から魚をさらいそうな勢いのペリカン(サンタクルス島の魚市場にて)、そこらじゅうにいる大きなウミガメ——ひとことで生きものの楽園で、どんな動物園より千倍すばらしい体験です。ここの動物は人をまったく怖がりません。それどころか、アシカは気が向けばベンチから人を押しのけますし、機嫌がよければ海で一緒にじゃれてくれます。
ガラパゴス諸島は、私たちを圧倒したもうひとつのすばらしい行き先で、エクアドルの旅の中の「もうひとつの休暇」にもなります。
完全ガイドもどうぞ – ガラパゴス諸島のすべて: 実用的なヒント、すばらしい場所+地図。

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この地図はエクスポートして、Locus MapやMaps.meといったスマホアプリに読み込むことができます。つまり完全にオフラインで使えます!

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エクアドルについてよくある質問:
Jak je to v Ekvádoru s bezpečností?
Jaká místa navštívit v Ekvádoru?
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